蜜柑「ここまでくれば平気よね・・・」
晶「なんでとめたんだよ」
蜜柑「正直あのまんま続けても勝てないわ。あんたには悪いけどライフにダメージを与えられてないしね」
晶「・・・まあそうかもしれないけどさ・・・」
蜜柑「何か作戦をねらないと駄目ね」
漆間「そんな時間はとらせませんよ」
晶「漆間っ!」
蜜柑「立ち聞きなんて趣味悪いわよ」
漆間「なんとでもいいたまえ君達を倒せば何もかも終わりだからな」
蜜柑「さっきの人はどうしたの?」
漆間「彼女は中々のデュエリストでした、しかし、私の相手ではありませんでした。そして、彼女からいいものをいただきました」
漆間は黒色のデュエルディスクを二人に見せた。
晶「そのデュエルディスクがどうしたってんだ?」
漆間「このディスクは呪われたデュエルディスク。このデュエルをつけて、デュエルを開始すると決着がつくまで、デュエルをやめることができない代物です。つまりキミたちはもう逃げられないわけです」
漆間「さて、覚悟はいいですか?」
晶「待ってくれ、その前に聞きたいことがある。あんたはなにが目的で、プレイヤーを抹殺して回っているんだ?」
漆間「そんなことですか。それはこのゲームのクリア条件だからですよ」
蜜柑「クリア条件って何日か過ごしたら終わりじゃないの」
漆間「それは大半の者が持っている紙の内容です。実際は異なっているのです。正しい条件…それはプレイヤーのを一人のこらず抹殺することです」
晶「なんだって!」
漆間「おしゃべりはもういいでしょう?そろそろ始めましょうか?」
蜜柑「待って!一つ提案があるわ。一人づつと言わず二人一度に相手をするというのはどうかしら?・・・あれだけ強いあなたなら余裕でしょ?」
漆間「二人まとめて・・・いいでしょう。それでは二人仲良く倒してあげましょう」
蜜柑「よしっ!行くわよ」
蜜柑&晶&漆間「デュエル!」
1ターン目
漆間「俺のターンドロー!」
漆間「カードをセット、モンスターをセットしてターン終了」
2ターン目
蜜柑「私のターンドロー!」
漆間「永続罠!血の契約を発動」
蜜柑「!!」
漆間「気にせず。そのまま続けてください」
蜜柑「そう…ハーピィ・レディ1を攻撃表示で出し、一枚伏せてターン終了」
ハーピィ・レディ1 風 鳥獣族 4 ATK 1300 / DEF 1400 このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。このカードがフィールド上に存在する限り、風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。 3ターン目
漆間「俺のターン、ドロー!一枚伏せてターン終了」
4ターン目
晶「ボクのターンドロー!暗黒界の取引を発動!一枚引き一枚捨てる」
暗黒界の取引 通常魔法 お互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、その後手札からカードを1枚捨てる。 3人はそれぞれカードを捨てた
晶「ボクが捨てたカードはシルバだ!場に特殊召喚するよ」
暗黒界の軍神 シルバ 闇 悪魔族 5 ATK 2300 / DEF 1400 このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手は手札2枚を選択し、好きな順番でデッキの一番下に戻す。 晶「モンスター1枚をセット、カード一枚をセットしてターンエンドだ」
晶&蜜柑 LP 4000 手札:晶3|蜜柑4 伏せ1|伏せ1 暗黒界の軍神 シルバ〈表攻撃〉、裏守備|ハーピィ・レディ1〈表攻撃〉 裏守備 血の契約〈表側表示〉、伏せ1 漆間 LP 4000 手札:4 5ターン目
漆間「ドロー!さてここからバトルが可能になります。ブラッド・ナイトを反転召喚し、ブラッド・ナイトでハーピィ・レディ1を攻撃する!」
ブラッド・ナイト 闇 戦士族 4 ATK 400 / DEF 0 このカードがモンスターに攻撃する時、攻撃力が2000ポイントアップする。このカードが破壊したモンスター効果は無効になる。 〈ブラッド・ナイト〉ATK 2400 VS 〈ハーピィ・レディ1〉ATK 1600
撃破!ハーピィ・レディ1(場) → 墓地
血の契約
カウンター 0 → 1蜜柑&晶 LP 4000 → 3200
漆間「さらにリバース罠発動!ブラッド・ハウリング!ブラッド・ナイトを生贄に捧げ――」
ブラッド・ハウリング 通常罠 自分のフィールド上から「ブラッド」と名のつくモンスターを生贄に捧げる。デッキから「ブラッド」と名のついたモンスターカード1枚をフィールド上に特殊召喚できる。 発動後このカードは墓地へは行かず、手札に戻る。 晶「そこだっ!速効魔法サイクロンそのブラッド・ハウリングを破壊する。」
サイクロン 速攻魔法 フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。 漆間「おや?操作ミスとは珍しいねサイクロンでカードの発動は止められませんよ?」
晶「わかってるさ、ボクの狙いはブラッドハウリングの手札に戻る効果を不発にさせることだ」
ブラッド・ハウリング(場) → 墓地
漆間「なるほどそれは気づきませんでしたね。しかし、特殊召喚は有効ですよ!デッキからブラッド・ヴァンパイアを特殊召喚し、プレイヤーに攻撃します」
ブラッド・ヴァンパイア 闇 アンデット族 5 ATK 2100 / DEF 0 このカードがモンスターに攻撃する時、攻撃力が1000ポイントアップする。このカードが破壊したモンスター効果は無効になる。このカードが相手プレイヤーにダメージを与えた時、その数値だけライフポイント回復する 蜜柑を目掛けた爪の一撃がプレイヤーを襲い掛かる。
晶「させないよ。ボクはその攻撃を裏守備モンスターに受けさせる。タッグ中は相手の場にモンスターがいないとき庇うことが出来るんだ」
暗黒界の番兵 レンジ 闇 悪魔族 4 ATK 100 / DEF 2100 暗黒界随一の強靭な身体を誇り、「鉄壁レンジ」として暗黒界の人々から親しまれている。彼の守りを破れる者は少ない。 〈ブラッド・ヴァンパイア〉ATK 3100 VS 〈暗黒界の番兵 レンジ〉DEF 2100
撃破!暗黒界の番兵 レンジ(場) → 墓地
血の契約
カウンター 1 → 2漆間「ほう。そんなルールがありましたか」
蜜柑「晶。助かったわ」
晶「まだまだ!油断はできないよ」
漆間「ターン終了」
6ターン目
蜜柑「よしっ私の番ねドロー!ハーピィ・レディSBを召喚!さらにヒステリック・パーティを発動してハーピィ1を特殊召喚!」
ハーピィ・レディ・SB 風 鳥獣族 4 ATK 1800 / DEF 1300 このカード名はルール上「ハーピィ・レディ」とする。 手札1枚(手札) → 墓地
ヒステリック・パーティ 永続罠 手札を1枚捨てる。自分の墓地に存在する「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。このカードがフィールド上から離れた時、このカードの効果で特殊召喚したモンスターを全て破壊する。 蜜柑「これで、ブラッド・ヴァンパイアの攻撃を上回ったわよ。ハーピィ・レディSBでブラッドロードを攻撃するわ!」
〈ハーピィ・レディ・SB〉ATK 2200 VS 〈ブラッド・ヴァンパイア〉ATK 2100
撃破!漆間 LP 4000 → 3900
血の契約
カウンター 2 → 3漆間「くぬう」
蜜柑「やったわ」
漆間「さあ。続けて撃したまえ」
蜜柑「言われなくてもそうするわよ。ハーピィ・レディ1でプレイヤーを攻撃するわよ!」
晶「ガラ空きの場に攻撃を促す?まっまさか!」
漆間 LP 4000 → 2300
漆間「お嬢さんいまの攻撃はなかなか効きましたよ。ですが、この瞬間私は手札から血塗られし怪鳥のモンスター効果を発動します」
血塗られ怪鳥 闇 鳥獣族 7 ATK 2500 / DEF 2000 自分モンスターゾーンにカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に「ブラッドトークン」(鳥獣族・闇・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けたダメージと同じ数値になる。 蜜柑「えっ!なにそれ」
晶「あれは自分のモンスターゾーンになにもない時に手札から出せる強力なモンスターだよ」
ブラッドトークン(除外) → 場
ブラッドトークン
攻撃・守備 0 → 1600血塗られし怪鳥とブラッドトークンは守備表示で場に出現した
蜜柑「攻撃2500!これはうかつだったわ」
蜜柑はカード一枚を伏せて終了宣言をする。
7ターン目
漆間「ドロー!血塗られし怪鳥を攻撃表示さらにブラッド・ランサーを攻撃表示で出す!」
ブラッド・ランサー 闇 獣戦士族 4 ATK 1400 / DEF 0 自分フィールド上のモンスターを生贄に捧げることで、その数値だけこのカードの攻撃力がアップする。このカードが破壊したモンスター効果は無効になる。 漆間「ブラッドランサーの効果によりブラッドトークンを生贄にして攻撃力を吸収!」
ブラッド・ランサー
攻撃力 1200 → 3000漆間「血塗られし怪鳥でハーピィ・レディ・SBを攻撃!」
〈血塗られし怪鳥〉ATK 2500 VS 〈ハーピィ・レディ・SB〉ATK 2200
撃破!蜜柑&晶 LP 3200 → 2900
血の契約
カウンター 3 → 4漆間「さらにブラッド・ランサーでシルバを攻撃する」
〈ブラッド・ランサー〉ATK 3000 VS 〈暗黒界の軍人シルバ〉ATK 2300
撃破!蜜柑&晶 LP 2900 → 2200
血の契約
カウンター 4 → 5漆間「1枚セットし、ターン終了」
8ターン目
晶「ドロー!」
晶「いくぜ!手札を一枚捨ててライトニング・ボルテックス!雷よすべてを消し去れ!」
ライトニング・ボルテックス 通常魔法 手札を1枚捨てる。相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。 血塗られし怪鳥(場) → 墓地
ブラッド・ランサー(場) → 墓地
血の契約
カウンター 5 → 7漆間「ほうなかなかやるようだね」
晶「ブロンを召喚」
晶「そして、僕はこのカードを発動するよ!命削りの宝札!デッキから5枚ドローする!」
命削りの宝札 通常魔法 自分の手札が5枚になるようにデッキからカードをドローする。このカードが発動した5ターン後、すべての手札を墓地に捨てる。 晶(ボクの手札にはゴルドがあるブロンの攻撃を通し、もう1体出せば奴のライフを0にできる)
晶「ブロンでダイレクトアタック」
暗黒界の狂王 ブロン 闇 悪魔族 4 ATK 1800 / DEF 400 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分の手札からカードを1枚選択して墓地に捨てる事ができる。 漆間 LP 2300 → 500
蜜柑「晶いいかんじよ―」
晶「よし!そして手札を捨てるよ」
晶が捨てる前に漆間が割り込む
漆間「待ちたまえ、私はダメージをうけたこの瞬間に罠を発動する血の契約!」
血の契約 永続罠 モンスターが破壊されるたびこのカードにカウンターを乗せる。このカードに乗っているカウンターが5つ以上で相手からダメージを受けた場合にこのカードを墓地に送り。墓地・デッキ・手札のいずれかから血塗られし破壊龍を特殊召喚する。 蜜柑「何!あれは確か1ターン目に発動した永続罠よね」
血塗られし破壊龍 闇 ドラゴン族 10 ATK 3000 / DEF 0 このカードは通常召喚出来ない。「血の契約」の効果でのみ特殊召喚出来る。このカードの攻撃力は墓地の「ブラッド」と名のついたカード1枚につき500ポイントアップする。自分のターンのスタンバイフェイズにこのカードのコントローラーのライフは半分になる。このカードは相手モンスター全てに一度づつ攻撃出来る。手札の「ブラッド」と名のつくカード一枚を捨てることで、このカードをを対象に含むカードの効果は受けない。この効果を使ったとき、このカードは攻撃出来ない。 体全体が真っ赤に染まった竜が漆間の場に出現する。
血塗られし破壊龍
攻撃力 3000 → 4500漆間「さらに罠カードを発動!ブラッド・チャージャー」
ブラッド・チャージャー 通常罠 墓地からブラッドと名のつくモンスター2枚まで手札に加える。 漆間「私はブラッド・ナイトとブラッド・ヴァンパイアを手札に!」
ブラッド・ナイト(墓地) → 手札
ブラッド・ヴァンパイア(墓地) → 手札
血塗られし破壊龍
攻撃力 3000 → 3500漆間「さぁ処理を続けたまえ。ふふっ」
晶(攻撃力3500・・・あんなモンスターがいたんじゃ。下手に攻撃表示では出せない…)
晶「ブロンの効果により、ベージを捨てて、ベージを守備で出すよ」
晶「そしてバトルを終了し、地砕き!」
地砕き 通常魔法 相手フィールド上の守備力が一番高い表側表示モンスター1体を破壊する。 漆間「無駄だ!手札からブラッド・ヴァンパイアを捨てて血塗られし破壊龍の効果を発動する!地砕きを無効に!」
血塗られし破壊龍
攻撃力 3000 → 4000晶(破壊を防ぐ能力があるのか…)
晶「2枚セットしてターン終了だ」
9ターン目
晶&蜜柑 LP 2200 手札:1枚|3枚 2枚|1枚 暗黒界の狂王 ブロン〈表攻撃〉、暗黒界の尖兵ベージ〈表守備〉|ハーピィ・レディ1〈表攻撃〉 血塗られし破壊龍〈表攻撃〉 無し 漆間 LP 500 手札:4 漆間「さあて私のターンですよ!」
漆間「血塗られし破壊龍に私のライフの半分を捧げる!」
漆間 LP 500 → 250
漆間「強欲な壺を発動!」
強欲な壺 通常魔法 自分のデッキからカードを2枚ドローする。 晶「させない!リバース罠闇の取引ッ!1000払い強欲な壺を上書きする!」
闇の取引 通常罠 相手の通常魔法発動時に1000ライフポイントを払って発動する事ができる。その時相手が発動した通常魔法の効果は、「相手はランダムに手札を1枚捨てる」となる。 蜜柑&晶 LP 2200 → 1200
漆間「さあ捨てる手札を選びなよ・・・手札はこれ一枚だからこれなんだけどさ!暗黒界のゴルドを捨てるよそして効果により特殊召喚!ゴルドの効果により血塗られし破壊龍を破壊する!」
暗黒界の武神 ゴルド 闇 悪魔族 5 ATK 2300 / DEF 1400 このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手フィールド上に存在するカードを2枚まで選択して破壊する事ができる。 漆間「無駄だといってるだろう!手札のブラッド・ナイトを捨てて破壊龍の破壊を無効にする」
血塗られし破壊龍
攻撃力 3000 → 4500晶(あとブラッドモンスターは何枚あるだろうか、ボクの手札はゼロあのモンスターを除去来るカードはない。もしかして蜜柑のデッキなら何か入ってるか…)
漆間「カードをセットしてターン終了」
晶「エンドフェイズに罠を発動するよ!神の引き!このカードはデッキからカードを選んで1番上に置くカードだ」
神の引き 通常罠 デッキからカード1枚を選択し、シャッフルした後。持ち主のデッキの一番上に置く。 漆間「だがおまえのターンはだいぶ先だぞ?はたして番が回ってくるかな?」
晶「ボクのデッキを対象に発動したわけじゃない・・・対象は蜜柑のデッキさ」
蜜柑「・・・私のデッキ?ってことは次に引くカードじゃないのよ」
晶「そうさ」
晶はデッキを確認してみるがモンスターを除去するカードはなかった。しかしあることに気付いた。
晶「よしっ!デッキから、オーラ・サイクロンを選んでシャッフルしたあとデッキの上に置くよ」
10ターン目
蜜柑「ドローってまあこのカードなんだけど…」
蜜柑「ハーピィクィーンを召喚よ。そして・・・ハーピィレディ−鳳凰の陣発動!」
ハーピィ・クィーン 風 鳥獣族 4 ATK 1900 / DEF 1200 このカードを手札から墓地に捨てる。デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。このカードのカード名は、フィールド上または墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
ハーピィ・レディ−鳳凰の陣 通常魔法 自分フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する時に発動できる。自分のフィールドに存在する「ハピィ・レディ」の数まで、相手モンスターを破壊できる。この効果で破壊したモンスター効果は無効になり、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。 漆間「リバースカード!ブラッド・チャージャー。ブラッド・ヴァンバイアとブラッド・ナイトを補充し、そして今加えたカードを捨ててハーピィ・レディ−鳳凰の陣を無効にする」
血塗られし破壊龍
攻撃力 3000 → 4000晶「蜜柑。バトルだけが勝つ手段じゃないよ。よく考えるんだ」
蜜柑(どういう意味よ・・・勝つ手段は直接攻撃だけじゃない…あっ)
蜜柑「分かったわよ晶のいっている事がね」
蜜柑「魔法カード霊魂消滅・改!このカードは自分の墓地からカードを除外する時、場から代わりに除外できるカードよ。でも私はこのターンにバトルは出来なくなるわ」
霊魂消滅・改 通常魔法 墓地のモンスターをゲームから除外する場合、その代わりとしてフィールド上からモンスターを除外する。この効果は発動ターンのみ有効。 漆間「血塗られし破壊竜を除外しようという魂胆だろうが、まださっき補充したブラッド・ナイトがあるぞ」
蜜柑「血塗られし破壊竜は除外出来ないでしょうね。だから私が除外するカードはハーピィクィーン、ハーピィレディ1、そして晶の場のゴルド。三枚のカードをゲームから除外し―――オーラ・サイクロンを特殊召喚するわ」
漆間「パートナーのカードを除外してまで召喚する価値があるカードなのかね」
蜜柑「さっき晶に言われて気付いたことがあるの。そのモンスターが干渉出来ないものがあるのよ」
漆間「何を言っている。このカードは最強だ。無効に出来ないものはない!」
蜜柑「そのモンスターにも守れないものがある…それはあんた自身よ」
漆間「私自身…!!まさかプレイヤーのライフ!」
蜜柑「ご名答よ。オーラ・サイクロンのモンスター効果を発動!除外したモンスターの属性によって効果を得る!風属性の2回攻撃。そして闇属性の効果!プレイヤーへ500のダメージ!」
オーラ・サイクロン 風 鳥獣族 8 ATK 2200 / DEF 2200 このカードは通常召喚できない。自分の墓地から風属性モンスター2体を含む3枚のモンスターカードを除外して特殊召喚する。このカードは特殊召喚したターンのエンドフェイズ時に墓地に送られる。このカードの特殊召喚時に除外したカードの属性により以下の効果を得る。
●風属性:このカードは1度のバトルフェイズに2回攻撃できる。
●闇属性:このカードの特殊召喚成功時に相手のライフに500ポイントのダメージを与える。
●炎属性:このカードの特殊召喚成功時に相手の手札1枚を墓地に捨てる。
●水属性:相手の魔法・罠ゾーンのカード1枚を破壊できる。
●光属性:フィールド上のモンスター1体を破壊する。
●地属性:セットされたカード1枚を破壊する。漆間「ば…ばかなッ!!」
漆間 LP 250 → 0
漆間はそのまま消え去った
デュエル終了!!
勝者――蜜柑!!蜜柑「私達の勝ちね」
晶「蜜柑の活躍のおかげだよ」
蜜柑「晶あんたのおかげよ。前のターンに分かってたんでしょ」
晶「一度見せてもらったときにカードの中身を覚えてたから手札に何があるかはすぐにわかったよ」
蜜柑「呆れちゃうぐらいの暗記力ねぇ。でも今回は素直に御礼をいうわ。ありがとう」
晶「だけど、誰か一人になるまでここから抜け出せないんだよ―――」
蜜柑「ちょっと晶どうしたの」
晶「ちょっとめまいがしただけだよあれ?…もしかしてボクは止めをさしてないから負け扱いなのかも知れな・・・」
晶は目の前から消えた。
蜜柑「そんな・・・そんなのって」
蜜柑の前にクリアの文字が浮かんだ。そして蜜柑は意思を失った。
蜜柑は白い部屋にいた。徐々に頭が覚醒してくるのが解る。
蜜柑「あれ?ここは?」
母「蜜柑ったら心配かけて」
目の前には微笑む母。
蜜柑「私どうしたんだっけ」
母「急に意識を失ってここに運ばれて昏睡状態だったのよ」
蜜柑「あっ晶は?」
母「晶?あなたのお友達にそんな子がいたかしら?」
蜜柑「そっか全部夢なのかな。ちょっと散歩してくるわ。足腰なまっちゃうわ」
蜜柑は脇のテーブルに置いてあるデッキに気付かないまま。ベットから抜け出した。
そして隣の部屋に見覚えのある名前に気付づいた。
”D室:兎神晶”
作者「ハッピーエンドつう感じを匂わせつつ終わりです。まあなんも解決してないわけですがね」
蜜柑「ちょっとあんたにもの申したいことがあるんだけど?」
作者「あっなに最後のとこの詳細を細かく?」
蜜柑「そこじゃなくって、晶の性別についてよ」
作者「そこに関しては最初から決まっていたんだよね。男じゃ面白くないかなとおもってさ。まぁ当初の予定通りってやつ?」
蜜柑「なによそれ!・・・あっいいことを思いついたわ」
作者「なに?」
蜜柑「続編を書きなさい。で現実世界に戻ってきた晶は実際男の子だったっていう設定よ?完璧じゃない?」
作者「どうかなー・・・おっとそろそろ終わりです」
蜜柑「こらちょっと待ちなさーい」