蜜柑「ねぇねぇ。晶あ。今日こそデュエルの相手してよねー」
晶「ゴメン。バイトがあって今日は無理」
蜜柑「今日もー?」
晶「そんなこといってもねー。最近人が辞めてた穴埋めが大変なんだよー。ていうかカードショップにいけば誰か相手してくれると思うよ」
蜜柑「イヤよ。恥ずかしいし。なんか居心地悪いのよね。女の子が入りにくそうな雰囲気を感じない?」
晶「そう?ボクはそんな風に思ったことないよ」
蜜柑「あっそ・・・とにかく私はイヤなの」
晶「じゃあさ蜜柑の家ってインターネット繋がってる?」
蜜柑「繋がってるけど。いきなり何?」
晶「なんかカードショップで知り合った子が話してたんだけど。インターネットに遊戯王デュエルCGIっていうゲームがあるんだってさ」
蜜柑「デュエルCGI?何それ?」
晶「なんかインターネット上の知らない人とデュエル出来るんだってさ」
遊戯王デュエルCGIとはCGIという言語で動く対戦シュミレーターのことである。
インターネット接続が可能な環境であれば何処からでも無料でプレイでき、全く知らない人とも対戦できるというものだ。
また、自分が持っていないカードも自由に使うことができたり、大会前のデッキ調整に使ったりと人によって用途はさまざまである。
蜜柑「へー?晶はやったことあるの?」
晶「ないよー。ボクの家。インターネット使えないからさー」
蜜柑「へぇ〜じゃ私がどんなのかやってあげる。・・・別にデュエルしたいわけじゃないんだからね」
晶「うん。後からどんなのか教えてね」
そして帰宅時間。晶はバイトのため颯爽と教室を出ていく。
蜜柑「私も帰ろう」
女子「本城さんまた明日ね」
蜜柑「じゃね。バーイ」
蜜柑は自分の部屋にあるパソコンを起動した。父親に買って貰ったものだが特に興味が無かったのであまり使ったことはない。
インターネットエクスプローラをダブルクリックしてヤフーが表示された。検索画面にカーソルを置くと、キーボードをたたき始める。こういうときはキーワード検索に限るのだ。
蜜柑「遊戯王・・・CGIで検索っと」
エクスプローラーのメーターがじわじわと溜まり一覧が表示される。
遊戯王デュエルCGIのトップページが表示される。
蜜柑はID作成とデッキ作成を終えて対戦場に来た。
蜜柑「あっ誰かいるわ」
・・・部屋3 名前:HARIMAX、OCG制限
蜜柑「・・・とりあえずやってみましょ。「入室」・・・と」
海「こんばんは〜播磨くんいますか〜」
播磨「おっ来たか!」
海「なんだ〜?面白いモンってさー」
播磨「聞いて驚くなよ――なんと世界の人と対戦できる方法があることに気づいてしまったんだぜ!」
海「どういうこった?」
播磨「たまたま遊戯王関連のサイトを見てたら、そんなサイトがあったんだぜ!で、お前にも見せてやろうと思ったわけだ!ありがたく思えよ!」
海「得意げだなwお前」
播磨「とりあえず俺はさっきやったからお前がやってみろよなっ!」
海「おう」
海はデッキ作成を終えて、対戦場に向かってみる。
海「ハリケーンよー。どうすりゃいいんだ。」
播磨「どこか適当に入室すればOKだぜ」
海「てかHARIMAXって名前どうにかなんないのかよ」
播磨「無理!名前は変えられないみたいだぜ」
HARIMAX&ミッカミカ『デュエル!』
播磨「あっ誰か来たみたいだぜ!」
海「はじめと終わりに挨拶をって書いてあるから何か書かないと」
播磨「Halloって打っとけばいいんじゃないか!外国人かもしれないぜ!なにせワールドワイドだからな!」
海「そっそうなのか?」
蜜柑「あっ相手がなにか打って来たわ。”Hallo”でも英語Helloじゃなかったかしら・・・もしかして外国人?。私も何か打っとかないと”Hello”っと」
海「Helloって打ってきたぞやっぱりお前の言うとおり外国人が相手だったんだな!」
播磨「だろだろー?」
1ターン目
ミッカミカ「オレのターン! ドロー!」
ミッカミカ「このカードを伏せるぜ!このモンスターを守備表示!」
-------エンドフェイズ-------
ミッカミカ「ターン終了」
2ターン目
HARIMAX「私のターンね。ドロー」
HARIMAX「グリズリーマザーを攻撃表示よ!」
グリズリーマザー 水 獣戦士族 4 ATK 1400 / DEF 1000 このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。その後デッキをシャッフルする。 (メインフェイズ1→バトルフェイズ)
HARIMAX「グリズリーマザーで攻撃よ!」
グリズリーマザー 攻撃力:1400 VS バード・フェイス 守備力:1600
バード・フェイス 風 鳥獣族 4 ATK 1600 / DEF 1600 このカードが戦闘によって墓地に送られた時、デッキから「ハーピィ・レディ」を1枚手札に加える事ができる。その後デッキをシャッフルする。 HARIMAXに200の戦闘ダメージ
HARIMAX LP 4000 → 3800
(バトルフェイズ→メインフェイズ2)
HARIMAX「リバースカードを伏せるわ」
-------エンドフェイズ-------
HARIMAX「ターン終了!」
3ターン目
ミッカミカ「オレのターン! ドロー!」
ミッカミカ「ハーピィの狩場を発動するぜ!」
ハーピィの狩場 フィールド魔法 「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」がフィールド上に召喚・特殊召喚された時、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。 ミッカミカ「ハーピィ・レディ・SBを攻撃表示で召喚!」
ミッカミカ「効果発動ハーピィの狩場!」
ハーピィは場のモンスターを刈り取る!聖なるバリア−ミラーフォース−は破壊された!
ハーピィ・レディ・SB 風 鳥獣族 4 ATK 1800 / DEF 1300 このカード名はルール上「ハーピィ・レディ」とする。 (メインフェイズ1→バトルフェイズ)
HARIMAX「ハーピィ・レディ・SBで、グリズリーマザーを攻撃!」
ハーピィ・レディ・SB 攻撃力:2000 VS グリズリーマザー 守備力:1400
HARIMAXに600の戦闘ダメージ
HARIMAX LP 3800 → 3200
HARIMAX「グリズリーマザーの誘発効果発動!」
HARIMAXはデッキからグリズリーマザーを特殊召喚!
ミッカミカ「バードフェイスで攻撃!」
バードフェイス 攻撃力:1800 VS グリズリーマザー 守備力:1400
HARIMAXに400の戦闘ダメージ
HARIMAX LP 3200 → 2800
HARIMAX「グリズリーマザーの誘発効果発動!」
HARIMAXはデッキから黄泉ガエルを特殊召喚!
黄泉ガエル 水 水族 1 ATK 100 / DEF 100 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が表側表示で存在する場合は発動できない。 -------エンドフェイズ-------
HARIMAX「ターンエンド!」
4ターン目
HARIMAX「私のターンね。ドロー」
HARIMAX「黄泉ガエルをリリース―― シー・キング・ドラゴンをアドバンス召喚するわ!」
シー・キング・ドラゴン 水 海竜族 6 ATK 2000 / DEF 1700 このカードはエンドフェイズに墓地に送られる。自分の墓地から「シー・キング・ドラゴン」以外の水属性モンスターを3枚をゲームから除外することでこのカードを特殊召喚する。 (メインフェイズ1→バトルフェイズ)
HARIMAX「シー・キング・ドラゴンで攻撃するわ!」
シー・キング・ドラゴン 攻撃力:2000 VS バードフェイス 攻撃力:1800
ミッカミカに200の戦闘ダメージ
ミッカミカ「バードフェイスの誘発効果発動!」
ミッカミカはデッキからハーピィ・レディ1を手札に加えた。
HARIMAX LP 4000 → 3800
(バトルフェイズ→メインフェイズ2)
HARIMAX「魔法カード!強制転移!」
強制転移 通常魔法 お互いに自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターのコントロールを入れ替える。そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。 シー・キング・ドラゴンとハーピィレディ・SBを入れ替えた
-------エンドフェイズ-------
HARIMAX「ターンエンド!」
シー・キング・ドラゴン自爆!
(メインフェイズ2→エンドフェイズ)
播磨「大原。お前頭いいな」
海「なかなかいい手だろ?」
5ターン目
ミッカミカ「オレのターン! ドロー!」
ミッカミカ「モンスターをセット。リバースカードを伏せて。ターン終了」
-------エンドフェイズ-------
6ターン目
HARIMAX「私のターンね。ドロー」
播磨「相手は守備ってるだけだぜ!これは攻め時じゃないか?」
海「そうだな!」
HARIMAX「手札から伝説の都アトランティスを発動!」
伝説の都アトランティス 通常魔法 このカードのカード名は「海」として扱う。手札とフィールド上の水属性モンスターはレベルが1つ少なくなる。フィールド上の水属性モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。 海「相手の狩場は上書きで墓地だな!」
ハーピィの狩場(フィールド) → 墓地
HARIMAX「ハーピィ・レディ・SBをリリース―― 大いなる海の王者今ここに降臨する!海竜−ダイダロスをアドバンス召喚!」
海竜−ダイダロス 水 海竜族 7 ATK 2600 / DEF 1500 自分フィールド上に存在する「海」を墓地に送る事で、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。 海「なんだこの台詞!おもしれえ」
播磨「勝手にしゃべるみたいだな」
HARIMAX「自分フィールドの海を墓地に送り――起動効果!海竜−ダイダロスの効果発動!」
(海竜−ダイダロスは潜水した)
ハーピィ・レディ1は破壊された!
アクアの合唱は破壊された!
(海竜−ダイダロスは浮上した)
(メインフェイズ1→バトルフェイズ)
HARIMAX「海竜−ダイダロスで直接攻撃!リヴァイアストリーム!」
ミッカミカに2600の戦闘ダメージ
ミッカミカ LP 3800 → 1200
-------エンドフェイズ-------
7ターン目
ミッカミカ「オレのターン! ドロー!」
ミッカミカ「ハーピィ・ガールを攻撃表示!」
ハーピィ・ガール 風 鳥獣族 2 ATK 500 / DEF 500 美しく華麗に舞い、鋭く攻撃する事ができるようになりたいと願っているハーピィの女の子。 ミッカミカ「リバースカードを1枚伏せるぜ」
-------エンドフェイズ-------
ミッカミカ「ターンエンド!」
8ターン目
HARIMAX「私のターンね。ドロー」
播磨「うわっこれは誘ってるような気がする」
海「あの伏せはおそらく・・・攻撃してきた時に使える罠カード」
播磨「ここは様子を見てもいいんじゃないか?」
HARIMAX「カードを1枚伏せるぜ」
-------エンドフェイズ-------
HARIMAX「ターンエンド!」
9ターン目
ミッカミカ「オレのターン! ドロー!」
蜜柑「あれっ?攻撃してこなかった?ラッキーね」
ミッカミカ「墓地からハーピィ・レディ1とバード・フェイスとハーピィ・レディ・SBをゲームから除外――オーラ・サイクロンを特殊召喚!」
オーラ・サイクロン 風 鳥獣族 8 ATK 2200 / DEF 2200 このカードは通常召喚できない。自分の墓地から風属性モンスター2体を含む3枚のモンスターカードを除外して特殊召喚する。このカードは特殊召喚したターンのエンドフェイズ時に墓地に送られる。このカードの特殊召喚時に除外したカードの属性により以下の効果を得る。
●風属性:このカードは1度のバトルフェイズに2回攻撃できる。
●闇属性:このカードの特殊召喚成功時に相手のライフに500ポイントのダメージを与える。
●炎属性:このカードの特殊召喚成功時に相手の手札1枚を墓地に捨てる。
●水属性:相手の魔法・罠ゾーンのカード1枚を破壊できる。
●光属性:フィールド上のモンスター1体を破壊する。
●地属性:セットされたカード1枚を破壊する。海「なんだこのモンスター!みたことないカードだぜ!」
播磨「ホントだな!」
ミッカミカ「ライフ半分の600ポイントをコストとして支払い――負の戦慄を発動!」
ミッカミカ LP 1200 → 600
負の戦慄 通常魔法 ライフを半分支払い、風属性モンスターを選択して発動する。選択したモンスターはこのターン相手プレイヤーを直接攻撃できる。 オーラ・サイクロンはこのターン直接攻撃できる!
(メインフェイズ1→バトルフェイズ)
ミッカミカ「オーラ・サイクロンでプレイヤーにダイレクトアタック!オーラ・ブラスター!」
HARIMAXに2200の戦闘ダメージ
HARIMAX LP 2800 → 600
ミッカミカ「誘発効果!オーラ・サイクロン!」
風属性を除外した場合、オーラ・サイクロンはもう1度だけ攻撃を行うことができる!
ミッカミカ「オーラ・サイクロンでプレイヤーにダイレクトアタック!オーラ・ブラスター!」
播磨「あっこのターンしのがないとお前の負けになっちまうぜ」
海「大丈夫このカードがあるからな」
HARIMAX「罠カード!ガード・ブロックを発動!」
ガード・ブロック 通常罠 相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。 HARIMAXへのダメージはこのターン0になる!その後HARIMAXは1枚ドローする
HARIMAXに2200の戦闘ダメージ!
ガードブロック!ダメージは無効!
-------エンドフェイズ-------
ミッカミカ「ターンエンド」
オーラ・サイクロン自爆!
10ターン目
HARIMAX「私のターンね。ドロー」
(メインフェイズ1→バトルフェイズ)
HARIMAX「海竜−ダイダロスで直接攻撃よ!リヴァイアストリーム!」
ミッカミカに2600の戦闘ダメージ!
ミッカミカ「くっ・・・!」
HARIMAX「デュエルキングが聞いて呆れるわ!」
HARIMAX「thank you」
ミッカミカ「thank you」
海「よしっ!勝ったぜ!しっかし今の人もなかなか強かったな」
播磨「なにせ!ワールドワイドだからな!」
海「またそれかよっ!」
蜜柑「これ面白いわ!晶にも教えてあげなくっちゃ!」
終わり
作者「どうも。作者です。小説でCGIをやったら?こんな感じ?というのを書いてみました」
作者「あと、2シリーズのキャラを自然に戦わせられるのがおいしいですよね」